コンテンツサービス事業部の後藤です。
FBの投稿にこんなページがありました。
男はいつまでたってもアホなようです・・・ww
個人的にはキウイの写真が好きです。
さて、我が家には10歳になる息子がいますが、古くなったiPhoneでやるゲームアプリ World of Tanks にはまっております。
これはWiFiを使って見ず知らずの人たちと戦車に乗って戦うゲームですが、自分のルールで部屋を作ることができます。
例えば、参加者の重量制限を付けたり、レベルを合わせたり。
そんな中で「山登りをする部屋」というのがありました。息子が主催している部屋です。元々別の主がいたそうですが、ある時いなくなったので自分で別に部屋を立ち上げたとのこと。
「この部屋は何をするの?」と訊くと「お互いに山に登るのを手伝うんだよ。そして高いところから一気に駆け降りて、スピードを見るんだ。」という答え。
??むむむ??戦争ゲームなのに、山登りを手伝うの??戦わないの?? 「戦わないよ。戦闘禁止だもん。」
10台ぐらいの集団ですが、なんとものどかでよい部屋です。素晴らしい平和主義者たちの集まりです。そして、山登りは楽しいはず!私も参加することにしました。
そこで考えたのは、ただ戦車で山に登って駆け降りるだけの部屋に、女性は興味を持つだろうか?ということです。
妻に声をかけると、やはりその意味のない行動は理解できないようでした。戦車で山登りして駆け降りる・・・確かに無意味です。でもなんかワクワクする・・
そして実際に行ってみると、なんとそこにはひとつの機能的な社会ができていたのです。
重戦車で後ろから押すのが好きな奴、軽戦車で真っ先に登りたい奴、それがバランスよく配合されていて、順番に登っていくのです。
驚くのは彼等が戦車を操作しながら、スワイプでチャットのメッセージを交換しながらプレイしているということです。
「xxx(ハンドルネーム)はまだ登っていないから先に登らせてあげて!」
「ちょっと無理 いったん戻って」
「折り返して右からいけ」
そんな会話が飛び交いながら、順番に助け合いながら、山登りをしていきます。映画プライベートライアンやコンバットの平和版みたいな感じでしょうか。
集団の中でそれぞれが役割を持ち、自分の持つ機能を最大限活用して一つの目標を達成する。
時間制限があるので5分程度の間ですが、それぞれが自分の役割を自覚して、その勤めを楽しんで遂行する。理想的な社会が成立していたのです。
時々ルールを知らずに飛び込んできて、無防備な仲間たちを攻撃する輩もいます。
おそらく部屋のルールを知らないので「あれ?戦わないの?」などとコメントしてますが、他のメンバーからは「アラシ(荒し)」というレッテルを貼られて出入り禁止になったりします。
結構厳しい社会でもあるのです。
こんな部屋が結構人気で、順番待ちしている人たちがたくさんいるのですから日本も捨てたもんじゃありませんね。なんだかうれしくなりました。
私は戦車の操作が下手なので見ている方が楽しいのですが、毎晩息子に誘われて、少しずつは顔を出しています。
追記
翌日帰宅すると、今度は定位置から順番に猛スピードで走っていき、崖から飛んでその距離を競うという(笑)もうハチャメチャなルールの部屋で遊んでいました。
戦車が崖から飛んで飛距離を競うなんて、発想の広がりが子供たちはすごいですね。
それにしても、くだらない・・ 横目で見て、女子は眉をひそめるんでしょうねぇ・・・