007シリーズ 4テーマ曲の考察

コンテンツサービス事業部の後藤です。スパイアクション映画を観ると、自分の動きにもキレが出てきます。(笑)なんとなく合理的な動きをするようになるものです。これはヤクザ映画を観た後肩で風を切って映画館から出てくる心理と同じですね。弊社の行動指針に「真似は独自性の第一歩」というものがあります。優秀なスパイを見習って、仕事に邁進しましょう!ジェームズ・ボンドぐらい仕事ができれば、会社も大喜びでしょうねぇ。ちょっと行動に問題はありそうですが。(ちょっとじゃないか・・)

さて、007シリーズのオープニングテーマについて少し考えてみました。1965年ぐらいまでの作品はオーケストラの演奏にエレキギターのあの印象的なテーマメロディをベースに、熱唱型(オペラ的な)の歌が入るものが基本です。歌詞の中に映画のタイトルを入れるというルールが2作目以降はあるようです。先日目にしたこぼれ話では、「女王陛下の007」のテーマ曲は歌のないインストでしたが、”On Her Majesty’s Secret Service” を歌詞に入れるのが難しかったから、という話がありました。納得ですね。(笑)この「女王陛下~」からベースの音が変わりました。私はベーシストなので自然とベースの音に気が行きますが、前作まではウッドベースのボンボン的な音だったのですが、「女王陛下~」のベースサウンドはミュートしたフラットワウンドをピックでガリガリ弾く音になったいたんですね。前作が1967年で、エレキベースの基本的な「良い音」でしたが、本作が1969年ということですので、音楽業界でサウンド革命が起きたということがわかります。ちょうどビートルの活動時期と重なる時代ですのでなんとなくわかりますが、1967年以降はこのガリガリベースサウンドが流行ります。日本のGSもこんな感じの音ですね。昔は嫌いな音だったのですが、最近は割と好きかもしれません・・でも自分で出したい音ではないですね。(笑)

私の好きなベースサウンドはモータウンのボンボン、初期ビートルのブンブン、70年代歌謡曲のブーンブーンサウンド(表現が難しい・・笑)です。ベース音一つにしても時代の流れと当時の流行りがわかります。最新のサウンドは刺激的です。ただ、80年代以降のシンセベースとスラップ(チョッパー)の音は私はあまり好きになれません。これは好みが古いところで固まってしまっているせいでしょうか。でもなんでもかんでも流行りのものが良いというわけではありません。筋の通った自分の視点と好みを持ち続けることも大切だと感じます。・・・あれ?007どっか行っちゃった・・?(笑)

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