コンテンツサービス事業部の後藤です。先日からAmazon Primeの007シリーズにはまっております。昨夜は第5弾の「007は2度死ぬ」を観ました。舞台は1965年ごろの東京から神戸あたりです。いやぁ、懐かしい風景を堪能しました。そして丹波哲郎と浜美枝の英語がとても上手でしたね。丹波哲郎さんは戦後GHQで出来もしないのに通訳を買って出て、そこで英会話を習得したとどこかで読みました。人生、どこで何が役に立つかわかりませんねぇ。そしてできないことに勢いで飛び込んでいく気風も大切です。ま、若いからできたんでしょうね。(笑)
それにしても、この作品は今までの4作品とはだいぶ趣が違っている感じがありました。スケールがデカいわりに特撮は・・うーん・・アクションシーンも大勢でドカンドカンやってましたが、死闘という感じの迫力はありませんでした。一番違和感を覚えたのはやはり当時の日本のステレオタイプでしょうかねぇ。これは笑えました。もう、例によってセクハラの嵐ですから。それに、日本の街中とか倉庫でドンパチやっちゃうところとか、ちょっとフィクション強すぎじゃないかな、という感じです。改めて、日本は本当に平和な国だったんだなぁと思いました。それから、忍者ですねぇ。これは今でも世界的に信じられている都市伝説かもしれませんが、やっぱりNinjaカッコいいですよね!(笑)余談ですが、私は仮面の忍者赤影がヒーローです。
この趣の違いは、後で分かったのですが、監督と脚本が違っていました。やはり監督で作品はだいぶ変わるということですね。オーケストラが指揮者で変わるように、映画は監督で作品が大きく変わるということがわかりました。ロジャー・ムーアまではほとんど見ていると思いますが、テレンス・ヤング監督とショーン・コネリーの取り合わせが私は好きですね。調べてみると、3作目のゴールドフィンガーも監督は違いますが、脚本は同じです。セリフとボンドが同じなら近い感じに仕上がるのかもしれません。
さて、次は1作のみのボンド、ジョージ・レーゼンビーの「女王陛下の007」です。これは観た覚えがないのでちょっと楽しみです。TVの水曜ロードショーとか日曜映画劇場では放映されていないのかもしれません。当時はこのロードショー番組と野球(とドリフ)が夜の娯楽でしたから。