こんにちは。新たにブログライターに任命されたマイケルです。
私の主な業務は翻訳なので、役に立つアメリカンジョークからくだらないアメリカンジョークまで垂れ流していきます。
A poisonous snake(毒ヘビ)
Boy scout: Sir, I found a snake, is it poisonous?
ボーイスカウト:サー!ヘビを発見しました!有毒でしょうか?
Me: No little one, this snake isn’t poisonous at all.
私:いいや坊や、コイツはまったく有毒ではないよ。
Snake bites boy and boy immediately starts to spasm and foam at the mouth, leaving the other kids watching, horrified.
ヘビがボーイスカウトを噛んだとたん、彼はけいれんし始め泡を吹きだした。他の子たちはその様子を見て怯えている。
Me: However, this snake is venomous. Venom is always injected, poison is ingested or absorbed through the skin. Let’s get it right next time lads.
私:ただ、そのヘビは毒液を分泌する。毒液とは注入されるもので、毒とは摂取または肌から吸収されるものだ。若者よ、次は間違えないように。
解説:
日本語では毒物は毒とひとくくりに呼びますが、英語だと使い分けをすることがあります。
PoisonとVenomをボーイスカウトが区別できなかったことがこのジョークのキモです。
Poisonは基本的に毒全般を指しますが、狭義では触ったり食べたりすることで毒が伝わるタイプの毒を意味します。
一方のVenomはヘビやハチなど、牙や針によって体内に注入されることで伝わるタイプの毒です。
一緒と思われるかもしれませんが、venomousな生き物はそれなりに食用が可能、poisonousな生き物は食べられないという違いがあります。
というのも、体内に注入されるタイプの毒は口から入ったものであれば胃酸や酵素による分解を受けるためです。たとえば、毒ヘビは頭さえ取り除けば大体食べられます。
フグはpoisonousでしょうね。素人が手を出したら死んでしまいますから。
よって、ボーイスカウトが遭遇したヘビはvenomousでありpoisonousではないのです。
英語は使い分けが細かいことに注意しましょう!