先週は鉄道技術展や技術トレーニングでの通訳者の活躍がありました。
通訳のときにいつも感じるのは、専門用語の理解はもちろんのこと、どのぐらい能動的(あるいは反射的)に顧客の影となって言葉が口をついて出るかが勝負だということです。
止めることが出来ない時間と共に、言葉は語られていきます。
通訳者は霊媒のように、顧客が語る思いや考えを伝えていかなければなりません。
私は通訳者(あるいは翻訳者)が顧客の思いを伝えるために重要なのは、顧客とチャネルあわせ(チャネリング)が出来るかどうかと思っています。
つまり、顧客のニーズ(考え)にどれだけ即して訳を口にしていけるか、です。訓練で獲得できる能力ではありますが、私は個人的なセンスが大きな役割をチャネリングでは果たしていると思っています。
そして、今回は高いセンスの通訳者にめぐり合えました。みなさま、ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。
<GIGAZINE>から
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20101110_summary_mtij2010/