日中は暑くても、夜中になると涼しく感じられる日が多くなってきました。
今年は例年になく、夜遅くまでせみの声がうるさく聞こえていましたが、このところはぱったりと止まり、秋の虫の声が聞こえてくるようになりました。
高尾山ビアマウントで、長年のお客様でよき指導者の方々と暑気払いをしました。高尾山口で待ち合わせをして、いざケーブルカーへ。
んー、異常に暑い・・。ケーブルカーの窓は全開ですが、風がまったくありません!
すると、指導者S様は、「高度が100m上がると、気温は0.6度下がるから大丈夫!」
「扇ぐと動くから余計暑くなる!」 ええ、本当に。
ケーブルカーが動き出すと、なるほど、車内を抜ける風が涼しくなっていきます~。
この高尾山ケーブルカーは、31度18分の急傾斜があることでも有名だそうで、ウィキペディアによると、「鉄道事業法準拠の日本の鉄道における最急勾配」とのこと。
私は進行方向に向いて座っていたのですが、ケーブルカーが進んでいくにつれ、背中側に圧力がかかるのがとてもよくわかりました。目前のレールは、まるでスキージャンプ台のような急斜面です。
しかし、なぜこの急斜面にケーブルカーを敷きたかったのか?
技術で自然を圧倒したいと情熱を燃やし続ける、人間の性を見たように思えて、一瞬ひんやりしました。