気温が高いと言われていた今年の秋も、ようやくしっとりと紅葉を楽しむ季節になりました。年々、秋らしい時間が少なくなっている一方で、ガクンと気温が落ちるからか紅葉の色が冴えるようです。

クラウドシステムがこのところ一段と普及し、もはや仕事での標準装備になってきていると感じます。そのセキャリティを疑問視する意見(新たな物事の出始めステージで変化に対する抵抗が発生するのは世の常)が根強い時期もありましたが、今では「クラウドシステムはセキュリティ対策を講じながら積極的に活用するもの」という認識に変わっているのではないでしょうか?

総務省が令和3年版として発行した「情報通信白書令和3年版 ポイント」で、企業におけるクラウドサービスの利用動向の統計があります。2020年度時点で「クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は68.7%であり、前年の64.7%から4.0ポイント上昇している」とのこと。2024年の現在となれば、AI活用も広まり、クラウドシステム利用がさらに進んでいることは想像できますね。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242140.html

WIFIアクセスへの環境が整ってきたいま、テレワークや在宅勤務を推進する企業はもちろんのこと、拠点が複数ある企業(建屋が異なるだけでも)はもちろんのこと、営業などの移動や拠点外活動が多い方々とのコラボレーションにこのクラウドシステムは有益です。

一番の効果は、仕事時間の単位当たり密度が高くなることではないでしょうか。

1.システムによる自動処理を新たな労働力とできる
2.情報の一元化で、情報管理コストが下がり、精度が上がりやすい
3.多拠点間でのリアルタイムの情報共有で、業務の判断スピードが速くなる
4.多拠点間で判断により、同時進行でより多くの仕事が処理される

などが考えられます。

クラウドシステムやサービスをうまく活用することで、サーバー管理などの専門業務からも解放されます。

もちろん、クラウドシステムが停止したら業務を続けることができなくなる深刻な状況に陥る可能性はありますが、高セキュリティや業務を止めないデータセンターを経由してシステム・サービスを提供することが前提となっているいま、システムが停止するリスクよりも、利用する利便性の大きさに軍配が上がるのではないでしょうか。

弊社で試行錯誤しながらも、在宅勤務はもちろん社外での営業動業務なども滞らずにでき、生産性を徐々に向上してこれたのは、クラウドシステムへ梶を切ったことと、それに合わせた業務スタイルに社員ひとりひとりも変革に取り組んできてくれたからだと思います。

   晩秋を感じさせる雨上がりの東京駅前

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