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教えて!翻訳Q&A! Q:今回は英語圏でなじみのない、日本語特有のビジネス用語の英語表現を学びたいです。 

Q:今回は英語圏でなじみのない、日本語特有のビジネス用語の英語表現を学びたいです。

A.当たり前に使っている日本語のビジネス言葉もいざ英語で言おうとすると訳しにくいことがありますよね。今回はそうした言葉を集めてみましたので見ていきましょう。

・横展開する‥ある部署などで成功した改善案を他の部署にも展開するという意味です。scale outやapply [改善案] to [他部署]という表現ができます。

・相見積もり‥条件や価格、納期などを比較する目的で、同時に複数の業者から取る商品やサービスに関する見積もりのことです。競合の見積もりというニュアンスでcompetitive quotations (quotes)と表します。several quotes from different companiesはよりかみ砕いた表現です。

・ヒヤリハット‥仕事中に「ヒヤリとした」「ハッとした」など、危ないことが起こったものの、災害には至らなかった出来事です。英語ではnear miss incidentを使います。もう少しで事故になるというようなイメージができますね。

・落とし込む‥知っておくべき情報などを同僚や部下に伝達するという意味の場合は、滝が流れるように伝わるイメージでcascade downと表せます。アイデアや意見を具体的な形や行動に反映させることを指す場合はincorporateまたはreflectを使います。

こうした表現を英語にする際は、用語にとらわれすぎない柔軟性を持ち、日本語で的確に説明できるように用語の意味を理解していることが大事ですね。

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