A.英語では参加するイベントの種類や関わり方によって微妙に表現が異なります。早速見てみましょう。
・join‥「参加する」を表す最も一般的な単語ですが、ビジネス的な催しより知人・友人の集まりに参加するという意味合いでよく用いられます。参加することで周りの人とつながりを持つというイメージがあり、ビジネスシーンよりも日常会話で多く使用されるカジュアルな単語です。
・attend‥こちらは「参加する」というよりは「出席する」という意味合いで使用します。特別な役割は持たないが会議や催し等の場にいるというニュアンスです。この意味で使う”attend”は”go to”に置き換えても成立します。
・take part in‥”attend”と異なり、「役割を担い積極的に」イベントに参加するという場合に使用します。催し事やプロジェクトへの参加あるいはスポーツ大会への出場等にも使える表現です。よりフォーマルな表現にするときは”participate in”がよいでしょう。
ビジネスシーンでは”attend”と”participate in”を用いて、イベントとの関わり方、役割のある・なしを表現すると文章がいきいきとするだけではなく、単語を見るだけで書き手の意図が具体的に伝わります。ここで登場した英単語はどれも学生時代によく目にするものばかりですが、こうした違いを意識することはまれではないでしょうか?よく目にする英単語ほどニュアンスを踏まえて使い分けると、よりこなれた文章に仕上がります。