Q: 製造現場でよく耳にするノイズ音は日本語では擬音語
(コンコン、ガタガタ等)で表現できますが、
英語ではどのように表現されるのでしょうか?
A: 日本語は、特に擬音語表現が豊かな言語だと言われ, 物音や様子を臨場感豊かに表現することができます。ところが英語では「動詞」や「形容詞」で擬音を表現する傾向にあり、日本語的な感覚とはだいぶ異なります。
例を紹介しますと、
●「この床は歩くとキーキーと音がする。」
This floor makes a squeaking noise when you walk.
“squeak”は「(軋んで)キーキーと音を立てる」という意味の動詞です。
●「機械がウィーンウィーンと唸っている」
The machine is snarling.
“snarl”はもともと「犬などが唸る」などの動詞ですが、
ここでは擬音表現として使われています。
●「織機がシャカシャカと動いている」
The textile machine is rustling.
“rustle”は「シャカシャカと音を立てて動く」という意味の動詞です。
●「取付けが緩いためモーターがガタガタ鳴る」
The motor rattles due to loose installation.
“rattle”は「立付けの悪いものがガタつく」という意味です。
もちろん例外的ですが、日本語のような直感的な擬音表現もあります。
●bang バタン(ドアの閉まる音)、boom ドーン(爆発音),
ding dongゴーンゴーン(鐘の音)等々
いかがでしょう。英語の擬音語を使いこなすには、少し頭を柔らかくし、
日本語的な感覚から抜け出ることをおすすめします。