Q:技術文章で見かける「~(原料、材料)で作られる」の「~で」に使われる前置詞「from」と「of」の使い分けを中学校時代に習った覚えがあります。しかし、いざ実務で使おうとすると、記憶があいまいで確信が持てません。
A:使い分けのポイントは、fromは完成物で元の姿形が変わってしまっている場合に使用し、ofは元の姿形をとどめている場合に使用します。
たとえば、「ワインはぶどうで作られる(ぶどうから作られる)。」であれば、
ワインはぶどうの原形をとどめていないので、「Wine is made from grapes.」となり、
「この釘はステンレス鋼でできている。」であれば、
ステンレス鋼の原形はとどめているので、「This nail is made of stainless steel.」となります。
形が~から(from)~に変わるからfrom, 元の(of)ままだからofと捉えれば覚えやすいでしょう。