Q:昨今の社会情勢を反映したトレンド英単語を知りたいです。
A.今回は海外のブログやSNSなどで最近目にする、世相を反映した英語をいくつか紹介していきます。
・hallucinate‥本来「幻覚を見る」という意味ですが「AIが間違った回答を出すこと」という意味で用いられるようになり、注目を浴びている動詞です。生成AIに質問を投げかけ、全く事実と異なる回答が返ってくることを、まるでAIが幻覚を見ている様子にたとえています。
・greenwashing‥”green”(環境にやさしい)と”whitewashing”(ごまかし)が組み合わさった言葉で、環境配慮をしているように見せかけて実態が伴っていない環境活動を指します。近年の環境意識の高まりに乗じて、イメージアップのために大げさに環境配慮を謳う企業が世界的に増えていることから頻繁に使われるようなりました。
・permacrisis‥”permanent”(永続する)と”crisis”(危機)を組み合わせた表現で、「永続的な危機」となります。新型コロナウィルス感染症の拡大やロシアによるウクライナ侵攻など、世界が長期的に不安定な状況に陥るような出来事が重なった2022年ごろから浸透していった言葉です。
・shrinkflation‥”shrink”(縮小)と”inflation”(インフレーション)の合成語で、商品の価格は変わらないまま、その内容量が収縮していくことをいいます。
新語に敏感だと世の中の動きを捉えやすくなります。ぜひ積極的に活用してみてください。