Q.社会人になると研修や教育の一環として講習会に参加する機会が度々あります。「講習会」は日本語で一般的に「セミナー」と呼ぶイメージがあるのですが英語ではどのように表現するのでしょうか?
A.「講習会」と一言で言っても形式や内容は様々ですので、それらを考慮して単語を使い分ける必要があります。
では一つずつ見ていきましょう。
- seminar…元々は「教師や専門家、またはグループで研究や議論のため集まる会」という意味
「大学のゼミ」に近いニュアンスで使用されていましたが、
今では日本語の「セミナー」のようにビジネススキルなどを養う勉強会というニュアンスでも使用されます。
この場合は講師の話や解説を聞く講義形式の会であることが多いですね。
- workshop…話を聞くだけでなく、実際に手を動かしたり話し合いを交えたりする勉強会
知識の習得だけでなく、学んだことを共有し振り返る時間が設けられることが多いです。
日本語のビジネスシーンにおける「セミナー」のイメージに最も近い表現ではないでしょうか。
- meet-up…”seminar”や”workshop”よりもカジュアルな集まり
知識の習得よりも、成功体験やノウハウについてカジュアルに話し合いをする場といった意味合いですね。
特にIT分野でよく使用されています。
また最近ではオンラインを通じて行うセミナーを意味する”webinar“という言葉もよく見かけるようになってきました。
“web”と”seminar”をくっつけた造語なのですが英文のビジネスメールのようなオフィシャルな場面でも使用される表現です。
今後新しいスタイルの講習会が生まれれば新しい表現も誕生するかもしれませんね。