Q: 学生時代に”tell”と”talk”を習いましたが、どう使い分ければいいですか? 違いがイマイチわからず、困っています。
A:英語勉強をしていると必ずと言っていいほど立ちはだかる「言う、話す系動詞」の壁ですね。
まず、”tell”の意味、文法上の使用方法の例を挙げてみていきましょう。
例1. “Don’t worry, I won’t tell your secret.”
「心配しないで。あなたの秘密は言わないよ(漏らさないよ)。」
例2. “My dad told me that he will be home late tonight”
「父は私に今夜遅くに帰宅すると言った。」
“tell”は、「人に情報を伝える、知らせる、語る」という意味です。
例1と2のように、“tell”の後には「伝える相手(someone)」または
「伝えたい出来事(something)」を伴います。
つまり、聞き手の存在を念頭に置いて表現する場合に使用します。
一方で、“talk”は「人に話しかける、人と話し合う」という意味です。
例3. “We talked about the sales figures at the meeting.”
「私たちは会議で売り上げについて話した。」
例4. “Risa will talk to me about her trip to the U.S.A at school today.”
「今日はリサが学校で私にアメリカ旅行の話をしてくれます。」
例3と4のように「話す」行為において、「双方間での言葉のキャッチボールがあり、コミュニケーションを取っている時、取るような時」に使います。
“talk”は文法上後に、”about, to, with”等の前置詞を伴って使用することが多いです。