ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)

コンテンツサービス事業部の森です。

先日、東京外苑前の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」に行ってきました。
DIDはドイツ発祥の「暗闇のソーシャルエンターテイメント」です。参加者8人が1組となって、「暗闇のエキスパート」である視覚障害を持つアテンド(ガイド)の助けを借りながら、完全な闇の中を探検します。
また、ただ探検するだけでなく、当日初めて出会った他のメンバーやアテンドさんとのコミュニケーションもDIDの目的となっています。

人間は、「情報の80%を視覚から得る」と言われます。
完全な闇の中、情報源が80%遮断されるとどうなるかというと、なんとか他の感覚器官を使って現状を把握しようとします。
お互いの声掛け(「座ります」「ここにいます」「こっちですよ」等)や白杖を使用しての周囲の確認により、皆少しずつ暗闇に慣れていき、段々と行動が大胆になる様子は、とても興味深かったです。
通常であれば、初対面の人に触ることはなかなかないと思いますが、最初のうちはぶつかったりつかまったりする「触れ合い」が避けられないため、次第に「手を引いてもらう」というようなスキンシップも発生していました。

たかだか90分で視覚障害のかたの気持ちが理解できるわけではありませんが、小さな橋がかかったというか、「遠くだと思っていたものの距離が意外と近かった」という印象を受けました。
今後も五感の働きに注目していきたいと思います。

 

2015年5月12日

 

 

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