昨年に引き続き、国立東京工業高等専門学校で工業英語について特別講義をさせていただく機会がありました。
最終学年の学生さんを対象に、<技術者こそ英語を!>というタイトルで、12月11日と17日の2日間、私の経験も織り込みながらお話をさせていただきました。(私が技術者ではないことは、学生の皆さんには初日にお話しました。)
夏ごろにこの講義の打診をいただきましたので、そのころから新聞記事をいつもよりも真剣に見ていたところ、非常にたくさんの仕事×英語(どちらかというと、<やりなおしの英語>的なタイトル)の話題がありました。
ユニクロや楽天の公用語が英語になったというのも、大きなニュースでしたね。
今後、日本はグローバル社会でビジネスを行うことが普通になることを、否定する人は相当少数派だと思います。ですから、学生の今から英語をまずは第1のビジネス語として取り組んでいただきたい、と私は強く思うのです。
一般的な英語の授業ではあまり教わることがない、テクニカルライティングの入門として、文書には目的があること、設定された読者がいること、目的に沿った規定の書式にしたがって文書の書くことの重要性、シンプル且つ明瞭な単語や文節の選定や、パラグラフの構成の仕方・・・等々を、1回1時間半の講義の中で走るようにお伝えしました。
彼らの記憶にひとつでも残ってくれて、「そんなことを言っていた人がいたなあ~」、といつか思い出してもらえれば、とてもうれしいですね。