英語と日本語の嵐の中、2日半にわたるThe 15th Women Leaders Network Meetingが幕を閉じました。
日本は初めてこの会合をホストするとのことで、菅首相をはじめ、発足したばかりの大臣や副大臣が来場し、場を盛り上げてくれていました。
後続の女性たちへの叱咤激励となった基調講演では、多くの「成功した女性たち」が熱弁を振るいました。
この会議では、日本語と英語の2つの言語が使われました。APEC加盟国の会議だからもっとさまざまな言語が使われるのかなあと思っていましたが、ここはやはりビジネスの世界。ほとんど英語で問題が無い方々ばかり。モノリンガルのグループは、いわゆる母国語が「英語」の方々。
熱弁を振るわれた内永ゆか子さんは、最初の基調講演からディスカッションの質問、閉会の挨拶でもずっと英語でした。すばらしかったのは、現場で培ってきた、シンプルで迫力のある発言。さすがです。
同時通訳のイヤフォンを聞かずとも、英語で理解できる日本の女性たちが会場に多くいたことも印象的でした。
会議の合間にはさまざまな言葉が飛び交い、人間の多様性を実感!
会合で強調されていたキーワードは、
Empowerment
Encouragement
Energizing
Empathy
Believing
Networking
Reliance
Taking actions
Communication などです。
自分の状態としての要素
(ポジティブにいること、夢中になれること、自信を持つこと)
人との関わりの要素
(ネットワークを作っていくこと、受容することなど)
そして、その要素を持って<<行動していくこと>>こそ、女性がリーダーとして活躍していくには不可欠な要素として、講演者やパネリストが挙げていました。
何かしらの理由で女性が「伝統的な女性」の概念にとらわれてしまい、女性自身が自己の活躍を阻害してしまうことが問題だ、というのです。
社会的な制度としてはまだまだ不十分ではあるけれども、一歩踏み出すこと、踏み出す女性が増えてくることで、道は開けてくるはず、と。
改めてこうしてみると、上記は性別に関係なく、ビジネスリーダーとして重要な要素と見えるのですが・・・。冷ややかですか?
2日目からは朝9時から基調講演が開始されるはずが、日を追うごとに開始時間が遅れ遅れに。女性ながら失笑を禁じえず、でした。
ヒラリー・クリントン米国国務長官
きれいな写真源はこちらへ。
WLNオフィシャルサイト http://www.apecwln2010.jp/ja.html