金木犀の香りが漂う季節になりました。
今日は近隣の高校で、1年生を対象に、職業についてのお話をしてきました。「国際的な業務について」というテーマをいただいていましたので、そのひとつとして翻訳という職業のことについて触れつつ、働くということについても私の考えをお話してきました。
国際的な業務についている人というと、なにか特別な才能に恵まれているのではないかと思うことがありますが、それは結果的なものであって、国際的か否かにかかわらず、その人の「経験や人間性の豊かさ」が仕事や人生の本質を決定づけ、その結果がキャリアとなる、と私は思うのです。
一流の人は、人間性も人一倍豊かなのだと。
こういうお話を大勢の生徒さんの前ですることは、聞いている生徒さんにとってどのぐらい有益なんだろうかと思う一方、なにか話の中からヒントをつかんで帰ってくれればうれしいと思ったりで、思いは複雑です。
そもそも、キャリア=「人生そのもの」という私のとらえ方は、生徒さんの日常からはあまりにも遠くて、まったく分からなかったかも(汗)。