昨日は神奈川県知事の黒岩祐二氏の講演を聞きに行きました。
神奈川県は全国で3番目に若い方が多い県である一方、高齢者が急速に多くなってきている県でもあるそうです。その高齢化に対応する予算額が7年間で2倍になっているとのこと。今後も加速度的に額が増えていくことは必至とのお話でした。
現在は来年度の予算編成中とのこと。県内経済は非常にひっ迫してきていて、神奈川県がいかに魅力ある場所になり、また活動している企業をいかに活性化して税収を上げていくかが喫緊の課題ということでした。
税収=企業で言うところの売上高。
予算=基本的に支出項目。
利益項目は公的予算には基本的にはないと思うので、
利益0での計算になるのでしょう。
興味深いと思ったのは、神奈川県はさまざまな面で他県より<恵まれている>ので、魅力づくりへの本気度が低い、という黒岩氏の意見です。
企業の規模を問わず、魅力づくり=自社の<強み>を引き出し最大限化することは、会社の生命線となる重要な課題ですが、そのためには長期間にわたって根気よく取り組んでいくことと、全社でこの魅力づくりを意識した行動をしていくことがとても大切です。
<恵まれている>=危機感の薄さが、魅力づくりを推進する力を萎えさせているのではないか、と。
うーん、3月で目の前の忙しさに気を取られていたところに、渇!を入れられた気分になりました。
改めて、自社の<強み>を引き出す努力をしていきます。