この週末は、以前から注目していた女性経営者の谷口郁子さんの最新著書、「あきらめない主義」を読みました。
最近ご本人にお会いしたのでこの本を知ったということもあったのですが、谷口さんのパワフルさがいったいどこから来るのか知りたくなって、思わず一気に読んでしまいました。
「あきらめる」という言葉は、もともとは「明らむ」という言葉から来ているそうで、物事がはっきりするとか明らかになる、という意味だそうで、現代の諦めるという意味の持つネガティブな意味ではなかったのだそう。
事業を通じて自分の夢に賭けていくために、選択と集中は欠かせない一方、選択したからには腹を決めて、全力で、そしてしなやかに夢を追いかけていくことの大切さが、谷口さん自身の人生イベントに被せてつづられていました。
女性らしい華やかさや細やかさを持つ一方、戦略的で豪快な経営者の側面を持つ谷口さん。
ひとつひとつの行動はだれにでもできそうに単純に見えますが、その行動を続けていくことは意外に難しいのです。自分のモチベーションを下げない生活やリズムの工夫も、よい人生や仕事を長く続ける上で、誰でも参考になると思います。
「あきらめない」人生は、不断の努力と力強い決断の賜物、と実感させる一冊でした。