温暖化が叫ばれていても、やはり冬になってきました。
北海道地方ではもうかなり雪が降っているとか。
はやり冬に向かっていくんだなー。しみじみと季節の変化を感じる今日この頃・・・。
参加している神奈川県中小企業家同友会で、年一度の大きな勉強会が先週にありました。
メインテーマは、「共育が企業を強固なものに」というもの。
教育が一方方向な意味合いがあるのに対して、この「共育」は経営者と社員とが共に学びあうことで気付く力を養い、気付きによって会社を維持発展させていくという考え方で、私も非常に共感する概念です。
具体的には日々の業務を通じて得られる学びと気付きなのですが、自分の心が素直でないと学べない・気づけないことが多いのです。結果、気付きも学びもなくて、毎日が流れてしまう。
そのような心を耕すためにも、さまざまな事柄に触れて自分に振り返って考えたり、得たものを実行してみて試行錯誤する勇気や時間、資金も必要です。
分科会ではそのような「共育」を日々の業務に落としこまれている企業の事例紹介があり、多くのヒントをいただきました。
教育というとつい技術やスキルの話になりがちですが、ここでの共学は物の見方を柔軟にしたり、心の状態を整えて行くことで社会の変化に対応できる会社革新を進めていくことが重要であると強調されていて、私も日々の仕事で最近は特にそう感じることが多いです。
そして、この週末は経営者が自社の理念を確立して、経営指針を作成する合宿勉強会にOBとして参加しました。
この作成部会にOBとして参加する理由は、自分の経営の姿勢を振り返ること、「何のための経営かを」と自答する受講者とともに自分にも自答すること、参加することで共育を体験して実務に生かす学びを得ること、などがあります。
朝から次の朝まで考えつめていく受講者もいて、気力、体力、精神力もぎりぎりのところまでいくと、他の参加OBの言葉でスラスラと自分の考えをアウトプットしていけるようになるのです。
「神が降りてくる」、と参加していたOBの方がコメントしていました。
本当です。そんな瞬間があるのです。
高い人間性と数字への貪欲さを、絶妙なバランスで実践する経営者を目指して、今日も頑張ります!